「パウリンの娘」
パウリンの娘 《番外編》

2012年Xmas特別企画/願いを込めて6 ~パウリンの娘番外編~

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対戦後、ローレライはと言えば気を紛らわせようと必死だったのか、凄くいつもよりお喋りで、良く動きそして時折ワインも口にして、おまけに誘われるがままにダンスの相手も快く受けていた。
それにはゼロも少しイラつき、口を出そうとしたらシドに諫められた。

「ダンス位なんだ。相手は親子ほど年の離れた相手だ。そんな事位でやきもち焼いていたら舐められるぞ」

・・・・確かに、了見の狭い男と思われるのは不本意だった。
それでも、目を離すことが出来ずにじっと様子を伺っていると、ローレライの足が少しフラつき、それを抱きとめたような形になった相手の紳士の顔がローレライに近付いて・・・・。

「おい、何している!? こいつは私の婚約者だ!!」

ゼロは紳士の腕を掴むと、ローレライから引き離し自分の腕に抱き寄せた。

「何言ってるの!? この方は私を抱きとめてくれただけで・・・・」

「お前はなんておめでたい奴なんだ!! 来い!!」

ゼロは紳士を睨みつけるとローレライの腕をグイグイ引っ張り、バルコニーまで連れて行った。

「少し飲み過ぎたんだろう!? 風にでも当たって頭を冷やせ! 少し冷静になってみろ!!」

そう告げるとゼロは直ぐに居なくなってしまった・・・・。

1人残され、ローレライはゼロに言われたことを冷静になって考えようとした。
確かに、ウィッシュボーンに負けた事で、少し自暴自棄になっていた気もする。

“もしかして、ゼロに呆れられてしまった!?”

そう思えて来ると、今度は突如不安に駆り立てられてしまった。

“どうしよう・・・・”

ゼロに謝らなければと思い咄嗟にバルコニーからフロアーに戻ろうとした時だった。

「おい、何処に行くんだ!?」

引き止めたのはゼロだった。

「ほら、冷水だ。これを飲んで風に当たれば少しは楽になるだろう」

「ゼロ・・・・」

馬鹿な自分に呆れ、置いて行かれたと思い込んでいたローレライは思いがけずゼロのしてくれた行動に安心したのと嬉しいので自然と涙が溢れて来た。

「ごめんなさい・・・・。お願い、嫌いにならないで・・・・」

そう告げると、今度は突如ワンワン泣き出した。

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