パウリンの娘

パウリンの娘《第23章1》

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朝食後オードラルの屋敷を後にした。
支部までは数マイルの距離で、到着した頃にはまだ朝食を食べ終えたばかりの仲間が数人食堂を行き来していた。

「マキャベリ!! 食器は食べ終わったら流しにきちんと持って来てって言ったでしょ! シーザー! そんな所で寝ない!! きちんと自分の部屋で寝なさい風邪ひくわよ!!」

見知らぬ若い女性の声にローレライは呆気に取られた。

「凄い!! あの方は何方なの!?」

明るくテキパキ動く若い娘に見入り心が躍った。

「お兄様! 私の荷物お願いね」

そう告げるとローレライは若い娘に駆け寄った。


「お帰り。強力な助っ人だろ!?」

ニンマリと微笑み、そう声を掛けて来たのはシドだった。

「あれは・・・・もしかして、サンドラか!?」

「そうだ、美人になっただろ!?」

「そうだな」

バラサインの屋敷でローレライがシドの妹と偽った時に名前を借りた一つ年下のサンドラ嬢は、とても活発で物腰のハッキリした気持ちのいい娘だった。


「私ローレライと申します。ここにいるアイスラントの」

「ああ、婚約者ね。お兄様から聞いて知っているわ。伯爵家のお嬢様ですってね。凄いのね」

「いえ。私はその様な・・・・。あの、何かお手伝いします」

「そう!? 良いのかしら!?」

サンドラ嬢はチラッと兄の方を見た。

「大丈夫だよサンドラ。その娘も考え方はお前と似てるから」

「そう!?」

「サンドラなの!? シザーレの妹の!?」

ローレライは目を見開いた。

「そうなの。宜しくね」

「こちらこそ宜しくお願い致します」

ローレライは深々と頭を下げた。

「もぅ、そんな堅苦しい挨拶は無し! では、ちゃちゃっと片づけちゃいましょ」

「はい!」

ローレライはとても楽しそうだった。


「・・・・・何か・・・・キラキラしてる・・・・」

「ああ、とても楽しそうだな」

ゼロはローレライの生き生きした姿に目を奪われ自然と顔を綻ばせた。

「ルシオン様!?」

一方ルシオンの眼差しは妹では無く、その隣で笑顔を振りまきながら妹とお喋りしている娘に向けられていた。

心ここに非ずの主の姿に、また一つやっかい事を抱え込んでしまった事に気付くとランドンは深いため息をついた。

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NoTitle 

ああんっ!
いくらか前進したかな?(^m^)

離れ離れはなるべく短めで願います(笑)
進み、絶対悪くなるんだよねぇ…^^;
いちゃこらしてるときはも~異様に進むのにね…(苦笑)

涼音さんも無理しない程度に頑張って下さいね~~^^/

はのん様 

いくらかね♪

分かりました。極力離れ離れ少なくするようには努力します。と、いう事で二者選択迷っていたのを2案に決定します!(笑)(1案だと多分3章位離れ離れ、2案だと1章前後?)

そうそう、二人のお蔭で少しストック溜められました。
でも、中々今が増えない場面なのよ~^^;
1日1話書くのがやっとで、途中で力尽きてストック減らしては追い上げの繰り返し^^;
有り難うございます^^私も頑張る! はのんさんも頑張ってるし♪
って、今日はサボってまだ書いてません^^;お昼食べたら頑張ります♪(苦笑)
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