パウリンの娘

パウリンの娘《第32章9》

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何故パウリンが自分を映し出したかを知り、ローレライがきっと悩んでいるのだとブレイドは言った。
では、それは、如何言う事なのか?
ローレライにこの結婚を躊躇させる程、それは衝撃を与えるものだったのか?

アイスラントが見つけ出した答えは、どれも結婚を拒むほどの理由には結びつかないものばかりで、ずっとその事に苛まされた。

結局あれから一度も晩餐の席には顔を見せなくなってしまったローレラがどうしているのか気になり、日に一度侍女のメイテルに話を聞く事が日課となっていた。

「ローレライは本当に、私を拒み続けるつもりなのか?」

「分りません・・・・。でも、お嬢様が本当はこのお城を出て行きたくないと思っているのは事実です。そして、王様のお傍に居たいと願う気持ちも・・・・」

今になって口で何と言おうと、あの時、王の不貞疑惑が持ち上がった時のお嬢様の取り乱した様子は決して嘘では無い。
あの姿こそがローレライの本心であるとメイテルは今でも思っている。

「では、このまま式を強行しても良いと言うのか?」

挙式の最中に本当にローレライが逃げ出す様な事でもあれば、それは一族もろともを危険に曝す事になる。
どのようにアイスラントが庇いだてした所で、その様な醜態を周囲は見過ごしはしないだろう。
そのような事を、決してさせたくは無いのだ。

「どのみちここまで来て中止には出来んだろう?」

王都から遠く離れた領地の名だたる貴族の中には、既に王都に到着し、その時を待っている者さえいる。
シザーレも既にその事は十分把握していた。

「では、ここで王命として啓示して下さい」

「私がローレライに強制を強いるのか? 逃げてはならぬと。逃げ出せば一族を路頭に迷わすと?」

「はい」

「キツイな・・・・」

ローレライの心が分らぬ今、それをする事は更にローレライを追いつめるのではないだろうか?
あの時までは・・・・ブレイドからの手紙さえなければ自分たちはきっと今幸せな時を迎えられていたのだ。
一体あの手紙には何が書かれてあったのか?


式まで残り3日となったこの日、侍女のメイテルを介して火急の知らせを受けた兄ルシオンが両親より一足早く登城した。
ルシオンはすぐさま王の執務室へと連れられる。

「どう言う事なんだ?」

「それはこっちが聞きたい・・・・」

「レライは?」

「一日中無気力で、ため息ばかりついている様だ」

「話は出来たの?」

「晩餐の席には姿を見せないし、私は式までは会いに行けないから・・・・」

「俺なら会えるよね。レライの実の兄だ」

「ああ、問題ない」

「とにかく、何に迷っているのか、出来る限り聞き出すから」

「ああ、頼む・・・・」

アイスラントは全ての答えを、兄であるルシオンに託した。

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~ Comment ~

NoTitle 

ゼロくん大変ね~~~(><)
心中お察しします(笑)
でももうすぐ!だよね~~~~v-238
今は我慢の時だ~(笑)

私事ですが、
やはり無理するとまた頭痛(以前のように激痛はないですが)
がやってきます~(T-T)
凝りもごりごりと音がする位…^^;
無理しなければいいのですけどね(苦笑)

また楽しみにしてお邪魔しに来ますね~^^

はのん様 

もぅ、ホントにここから暫くゼロが一番可愛そうです^^;
ローレライも心中大変なんですけどね。悩みに悩んで・・・・。
悪い奴だブレイド!!(怒)
そうそう我慢じきに報われるから、今は頑張れって感じです(笑)

わ~~~><; 無理しないでくださいね。私も昨日まで首に湿布貼ってたけど、今日は少し楽♪
凝りもごりごりは・・・・言ってるな(笑)
お互い無理せずにストックあるときはゆっくり行きましょうね♪

いつも有り難うございます^^
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