パウリンの娘

パウリンの娘《第33章7 -終章-》(※軽いR有)

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寝室のベッドに倒れ込むように降ろすとローレライは耳まで真っ赤で、両手で顔を隠したままだった。

「おい。今更顔を隠しても何もならんぞ」

「だって・・・・」

ローレライはそれでも顔を覆う手を外すことが出来ず、首を大きく横に振った。
アイスラントは可笑しくて仕方ない。

「仕方ないな」

そう告げ悪戯っぽく微笑むとローレライの首筋に唇を落した。
肌をなぞる様に下へと移動すればビクンッとした反応が帰って来て、より挑発的な刺激を自分へ齎す。
髪を撫ぜながら腕の横からかすかに鎖骨へと唇を這わせ、更なる緊張を強いるように早々とドレスに手を掛けた。反応を楽しむかのように。

ローレライの着ている服はバラサインを発つ時に普段使いにとアイスラントが用意したものだ。
コルセットも着けずに身軽に動けるこのタイプの服を城に入ってからも好んで多く着ているようだった。
お妃教育が始まった当初、元皇太后付であったローレライの侍女から、どうしたものかと尋ねられ、好きにさせるように言いつけた。
城だからと言ってそう堅苦しい物を着る必要は無い。自分も勝手に何時もの格好で過ごしているし、ローレライにも同じように寛いで過ごして欲しかった為その様に言ったまでなのだったが、その判断はやはり正解だったのだと心の中でほくそ笑んだ。

背のボタンを外せば肩からすぐ下のシュミーズが途端に見え隠れする。
余裕のない自分にはすこぶる協力的な仕様となっている。
ローレライの手が恥ずかしさの余り咄嗟に顔から離れ、胸元へと落ちるドレスを持ち上げようと手を離した一瞬の隙をアイスラントは見逃さなかった。
その拍子に両腕を抱え込む。

「私の勝ちだ」

アイスラントは悪戯っぽく微笑みそう告げると掴んだ両手をからめ口づけ視線を落とすと、先程の続きを楽しむようにドレスの隙間から見え隠れする白い素肌に舌を這わせ鎖骨の窪みを音が鳴るほどきつく吸う。

「ひゃぅ‥‥」

可愛い反応の後に花びらの刻印が広がった。
初めて落とす自らの所有印に思わず笑みが零れる。

「私のものだ」

子供じみた独占欲の主張に我ながら情けないとすら感じるが、今更取り繕うつもりもない。
その言葉の意味に気付き、更に顔を真っ赤に染める初心のローレライが愛くるしくて仕方ない。
自分の唾液で濡れそぼった唇が一掃艶めかしく、次の瞬間貪るように唇を押し当てた。
今までに無く深い口づけに戸惑いながらも必死で要求に応え、自分の真似をし舌を絡めようとしてくれる姿に我を忘れて更に夢中になる。

「ゼ・・・・ロ・・・・」

「黙れ・・・・」

「息が・・・で・・・・き・・・・な・・・・」

急に愛撫を返す反応が無くなりハッとし、貪っていた唇を離した途端、ローレライがスーッと大きく息を吸い込んだ後、小刻みにハアハアと息をした。

「おい! 息はしろ!! 息は!!」

「だって、いつ息していいか・・・・分らない・・・・」

真っ赤になってそう告げる姿がまた可愛すぎる。
余裕が無くなると自分の事をゼロと呼んでいる事にローレライは気付いているのだろうか?それはおそらく無意識だ。
その姿がまた更に愛らしく、もぅこれは本人が気づくまで絶対に教えてやるものかと内心思い微笑んだ。

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