記憶の彼方とその果てに

記憶の彼方とその果てに《40.翻 弄》R-15

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抗う事を諦めたアーリアはそれから従順だった。
何度も角度を変えられる深い口づけに自らも舌を絡めついて行く。
舌が擦れ合う感触が心地よく、最早何も考えられない。
口づけの激しさに頭がぼぅーっとして来て次第に靄がかかってくる。
そのままスルリと夜着が解かれ、露わになった胸を優しく揉み解されるが闇夜で全く見えない事が羞恥心を幾らか和らげていた。
やがてじわじわとうずいて行く下肢の反応に、思わず膝を擦り合わせた。

「感じてくれているのですね。嬉しいです」

羞恥に顔は真っ赤に染まっているだろうが、この闇の中ではきっとそこまでは見えていないだろう。
胸の下の内出血痕も少しずつ薄くなっているがまだ見て気持ち良いものとはとても言えない。それもきっとこの闇が隠してくれているに違いないと信じたかった。

「いゃ、そんなこと・・・・言わない・・・・あっ‥‥」

言葉を吐き出している途中で、ラルの大きな手がゆるゆると下肢に伸び、アーリアの快感を更に刺激する。
熱く震える秘裂に指が差し込まれれば昨夜開拓されたばかりの秘部からじわじわと淫らな蜜が流れ始める。

自分でもその事が感じられ、アーリアは内なる疼きを知られる事も恥ずかしく、必死に口を引き結ぶと、どうして良いのか分らずに首を大きく左右に振った。

それを感じ取った宵闇の夫は愛しい者に甘くささやく。

「何も恥ずかしい事ではありません。淫らな気持ちにさせられているのは貴女だけでは無い。私もこんなにも貴女を求めています」

そう言い、自ら主張する熱い己をアーリアの内腿に摺り寄せた。

「あっ‥‥」

「私もこんなにも貴女を求めている。愛しい者に触れていれば私も同じ気持ちになります。だから怖がらないで・・・・」

直接的な言葉に更に身体が紅潮していくのが分かる。
告げられる言葉と同時に再開された指の動きと、押し付けられた主張するものに少しだけ恐怖を覚え、身が竦んでいるにもかかわらずアーリアは再び甘やかな世界に翻弄されて行った。

秘部に穿たれた指先はアーリアのそこから溢れ出る蜜の反応を確認するかのように、ゆっくりと抜き差しを繰り返す。

「ぅんっ・・・・ゃん・・・・」

声の反応にほくそ笑むと宵闇の夫はやがてその数を更に増やした。

「あっ、あぁーっ!」

アーリアの絶頂を伴う甘い反応に抑えの利かなくなって行く宵闇の夫は、浅くゆっくりと次第に少しずつ奥へ奥へと差し入れて来る。
少し何かが引っかかった感触がした時だった。

「っ・・・・痛ッ・・・・」

内壁の奥にピリリとする鈍痛が走りアーリアは思わず身を固くした。

奇しくもその衝撃が再び現実の世界へ連れ戻される事になろうとは・・・・。
昨夜もそうだった。この感覚で身体が浮いているような状態から意識が戻り、彼を拒んでしまったのだ。
でも、今日は・・・・。
自らが決心した事だ。もぅラルを抗えないと認めた。だからこれで良いのだと自らに言い聞かせた時だった。
目の前を何故だかあの従者の姿が浮かび上がり横切った。

「・・・・あぁッ‥・・」

リアはラルを求めている。・・・・けれど、今のアーリアが本当に求めているのは・・・・。
ラルでもセイラル王子でも誰でも無い事に、今頃になってやっと気づいた。
ここで拒めばきっと今夜も彼は止めてくれる。今ならまだ間に合う!
翻弄され戸惑い気付けずにいたまま、心の奥底に埋もれてしまっていた心の声。
この想いも告げぬまま誰かのモノになるのはアーリアとしての自分が許さなかった。
告げたからと言って最早どうなるものでは無いのだろうが、そう思うのは我儘だろうか・・・・。

(「では、どうするの!?」)

自身に問いかけ、そしてアーリアは苦渋の決断を自身に下した。

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