記憶の彼方とその果てに

記憶の彼方とその果てに《43.熱 情》R-18

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まさか、まさか、このラルが、この人がマジミール様なの?
アーリアはそう思うと胸が張り裂けそうだった。
現金なもので、あれ程痛いと思っていた秘所への圧迫も左程気にならなくなった。

「すみません。貴女を愛おしいと言う思いがこうさせるのです」

少し照れくささを感じるような声音が優しく包む。
羞恥心を抱いているのが自分だけでは無いのだと分かるととても心が軽くなり、着実に大きくなっていく秘所への感覚に戸惑いながらも大きな背中に手を回した時、パラリと目じりに彼の髪がかかりハッとした。
彼がマジミール様であると信じながらも・・・・。

「・・・・では、髪は・・・・」

どちらが本当の彼なのか。髪の色が変えられる等と言う不思議な現象がどうして起こっているのか。
こう言う事を聞くべき時でも無いだろうに、気になると直ぐに聞きたくなってしまうのは性分だから仕方ない。

「ああ。こちらが地毛です。普段は染めているのです。母国には、そう言うものが存在するのです。流石に瞳の色は研究でも変えられませんが・・・・」

そう告げられただけなのに、はにかむ様な言葉の先から洩れる鼻笑にすら愛しさが溢れて来る。
先程の姿を思い出し、髪の色を変えてみて姿を重ねてみれば、その姿は紛れも無く自分の良く知る愛しいマジミール様の姿と再度重なった。
空想に描き出されていた少しだけ不確かだった空間が一気に消え去り安堵すると、アーリアの瞳からポロポロと先程とは明らかに違う感情の大粒の涙が溢れ出した。
その涙を宵闇の夫は優しくそっと唇で拭い取ってくれた。

「偽りの姿のままどうしても貴女に愛を囁きたくは無かったのです。ですから・・・・」

その言葉が真実ならば全てを受け入れられると思った。

「愛しています、アーリア。リアである貴女だけでは無く、それ以上に誰よりも今の貴女自身を・・・・」

そう告げられた途端、繋がったまましばらく何の動きも無かった下肢の奥がギュッと絞まるのを感じた。

「うっ・・・・・」

「えっ!? あっ、マジミール様?」

何かあったのだろうか?
苦しそうに喘ぐ声に少し慌てた。

「・・・・今のは反則ですよ、アーリア。仕返しさせて頂きます」

「えっ!?」

言葉と同時に小刻みに中を揺すられた。

「・・・・はっ、なにかが・・・・あぅっ!!」

「私を感じて下さい、アーリア。貴女を想う私を・・・・私自身を・・・・。少し痛むかもしれませんが・・・・決して貴女に後悔はさせませんから」

そう告げると今度はもう片方の膝も立てられ、先程よりも更に奥へと大きく押し進められた。

「いッ!・・・・」

初めてが痛む事は知っている。だから数日かけて丁寧にきっと慣らしてくれようとしていた事も・・・・。
こんなにも痛いものだとは思っていなかったが、相手がこの人ならばどんな痛みも耐えられると思った。
必死に奥歯を噛みしめ痛みを逃がそうとしている事に気付いたのか、苦しそうな声で言葉を紡ぐ。

「はぁっ・・・・、もっと背に腕を回して・・・・。痛みに耐えきれなければ・・・・、私を傷つけても構いませんから・・・・」

絶え絶えの言葉と同時に深い口づけを落され、翻弄されていると更に少し腰を進められた。
乱れる吐息に、彼にも余裕が無いのだと思えるとホッとした。

翻弄される中、やがて先程とは比べものにならない痛みが奥を突き、目の前に火花が散り、思わず涙目になった時、ギュッと強く抱きしめられた。
回した手の指先に込められる力を必死で逃がそうとしても、どうしても抗われ更に力が籠る。
彼を傷つけたくは無いのにどうしても爪を立ててしまった・・・・。

「ッ・・・・!!」

息づかいと共に漏れるラルの反応に、少し申し訳ないと思いつつも、既に言葉を発する余裕は持ち合わせていなかった。

「ああ、私の為に・・・・。貴女と痛みを共有出来たら良いのですが・・・・申し訳ありません・・・・。でも、これで私が真実貴女の夫ですからね」

その言葉に、やっと彼に全てを捧げられたのだと知った。

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