ずっと心に決めていた

ずっと心に決めていた《47.交 情1》R-15

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最初は自分から口づけた筈なのに、いつの間にかその主導権はアレクに置き換えられていた。
食むように唇を絡め取られながら、胸に差し入れられていた手は滑る様に徐々に腹部を撫でおろしながら太腿部の内側へと這って行く。
膝を立たせて薄い繁みに覆われた秘めた部分に到達すると腰がピクリと大きく跳ねた。

「ぁんっ……」

「ああ、マリー」

笑みを湛え、名前を呼ばれただけなのに胸の奥がキュンっと声を立てた様な気がした。
下腹部の奥から何かがじわりと溢れて来る気がして、はずかしくなり思わず膝を擦り合せようとしたが、彼の腕が間に入り込んで来てそを許さなかった。

「こんなにも感じてくれていたなんて。とっても嬉しいよ」

瞬時に全身が染まっていくのが自分でも感じられて酷く恥ずかしい。
感じるなんて分らないッ。
けれど自然と何かがこみ上げて来て、酷く波打つ心臓の音で胸が苦しくなって行く。
恥ずかしすぎてどうして良いのかさえ分らないのに、とっても嬉しそうなアレクの表情を目にすると、それだけで良いのだと何処か思えて来る事が不思議でならなかった。
けれど指先でその中に隠されていた部分を暴かれ、そっと撫ぜられる事には思わず躊躇してしまった。

「あっ、アレク……、そこはっ、やっ」

自分でさえ身体を洗う時にすら目にする事の無い秘めた部分を迷う事無く触れられて、指を奥へと差し入れられて戸惑うなと言う方が無理だと思う。
何処かを捕らえようとするかのように蠢く指先の動きに思わず腰が抜けそうになる。
瞳を潤ませ懇願しているのに彼はそれを一向に止めてくれる様子は無かった。
私の反応を見ながら更に捕らえて離さない。動きは一層激しくなって行くばかりで。
懇願する様に縋る瞳で見つめれば誤魔化す様に唇を貪られた。

「く……んっ、あ、ああっ、やなのっ、……指、やっ、やぁ、それやぁっ、ああんーっ」

声とは裏腹にアレクの指を締め付けようとしている自身の秘められた場所の動きに翻弄される。
自分の一部である筈なのにその動きが全く理解出来ない……。
如何してしまったのだろう。
触れられる度に何かが背筋にぞくぞくっと走り、次の瞬間思わず口から零れ出たのは、とても自分のものとは思えない甘やかな声だった。
羞恥の声と自身の中を駆け巡る甘い疼きに、どうなってしまうのか分らずに不安気に潤んだ瞳で再びアレクを見上げると、微笑み優しく口づけられた。

「イきそう?」

「ぁん、そんな事……、わからないっ、はぅっ」

ゴロゴロと遠くで聞こえる雷音の合間に、クチュクチュと粘着交じりの水音が下肢から聞こえて来て耳を突く。

「あっ、ああ、はぅ、やっ、やだっ、こわぃ、なにかっ、やっ、やぁぁ――っ」

中を強く何度も擦られれば波の様な何かが身体の奥から溢れて来て、抗えず流されてしまう。
最早何も考えられず、気が付けば目の前が真っ白に染まり、訳が分からぬまま背が逸れ身体が小刻みに震えていた。
自分の身体なのにどうなっているのか全く理解出来ない。
予想だにしていなかった身体の反応に戸惑うばかりだった。

「ぁ……わ……たしっ……」

触れられる事は決して嫌な訳ではなかった。
けれど、こんな変自分が如何思われるのか?
それだけがとても不安でならなかった。
もしも嫌われてしまったら……。
そう思えて来て涙目になりながら荒い息を繰り返していると、アレクは包み込む様に私を抱きしめ、そっとこめかみに口づけを落すと優しく撫ぜてくれた。

「……大丈夫だから。怖がることは何もない。マリーが可愛すぎて私がどうにかなりそうだ」

「へっ、変……では無いの?」

「何故そんな事思うのかが分らない。私がマリーを感じさせているのだと思うと嬉しくてたまらない位だ」

「かっ!! ……」

知らされた事実に羞恥で二の句がつげられない。

「それに、こんな綺麗なマリーは絶対に誰にも見せたくないって今凄く思っている。って言うか、勿論絶対に誰にも見せないけどね」

「わっ、私も……、アレクにしか……、ふっ、触れられたくないわ」

「……ああ、マリー。そんなに可愛い事言わないで……」

「あんっ」

「そんなに煽られると、優しくしてやれなくなりそうだ……。もっと解してやらなければきっとマリーが辛いって分かっているのにッ」

太腿に彼のトラウザーズの内側から何かがせり上がって触れているのか感じられ,身体がピクリと突然跳ねた。

「あっ……」

ロナルドとの婚約話が進んでいく中で、教えられたてこういう時におきる男性側の事情についての話が瞬時に頭の中を過った。

(これって……)

「!!ッ……、わっ、私、大丈夫だからッ」

羞恥に頬を染めながら、その胸に縋り付くように顔を埋めた。

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~ Comment ~

NoTitle 

そろそろどういうコメントにしようかな~~。
・・・と迷い中。
( 一一)

話が逸れますが。
私もそういうシーンを書くのは大好きなんですよね。
昔はエロゲーのシナリオライターもやっていたので。
性は人の営み。
性は生にもつながる。
そういう描写だと思います。

LandM様 

今日は。
凄い! この類のシナリオライターやっていらしたなんて。
私、前作が初めてで、とにかく素敵なラブ場面展開書けるように頑張ってはいるんですが、中々しっくりしたものが書けなくて実は普段の10倍近い時間を費やして書いては消しの繰り返し作業をしていたり^^;
エロ重視の作品にはしたくないので、織り交ぜながらストーリィを引き立てられるものに仕上がってくれるのが理想です。
何処まで今の力で書けるか分かりませんが、出来る範囲で頑張りたいと思っています。

いつもコメント有り難うございます。

NoTitle 

こちらでは始めまして。
毎回あちらにて感想を書くのも他の読者様に遠慮が出るかなと思って。こちらで感想を書きます。
こういうエッチなシーンを読む時、凄くドキドキするから、書く方はもっとドキドキしますよね。まれに版権者のエロは何度か書きますが(オリジナルはないです)、この子はこんな風に抱かれてるんだと思うと恥ずかしくなります。
私は男性ながらノクタならではの露骨な映写やハーレムが苦手なのでムーンのを見るのですが(自分で書くとしても女性視点で)、こういうちゃんと愛し合っている映写がドキドキながらも微笑ましいんですよね。涼音様の映写も上達されてアレクに愛撫されてるマリーが可愛らしく感じられます。
こういうお話とエロの織り交ぜた話を、楽しみながらもいつか自分でも書きたいなあと思いながらも二人の愛し合う映写を引き続き楽しみにしていきます。

yama様 

うわぁぁぁぁ!今日は。こちらでは初めましてですね。
こちらにもいらして頂き有り難うございます^^

yama様も書かれる方だったんですね。
オリジナルで無いにしても実際に書かれていらして、ずっと読んで頂けている方から上達したとかこういうお言葉を頂けるのは凄く嬉しいです。
元々エロを取り入れた目的は純粋に愛し合う二人をいやらしいとかの印象では無く、微笑ましいと思って頂けるように書けるのが私の目指す書き方だったので努力が報われた思いです。
男性=ノクタのイメージがありますが、そう言えばうちのサイトは男性の訪問者が割合的に多いんですよね。
実際に男性でムーン様に書いてる方もおられるようですし、幅広く読んで頂けてとても有り難いと感じています。

是非是非、yama様もいつか書かれてみて下さい^^
その時は是非お知らせくださいね。読んでみたいです。

引き続き楽しみにして頂けるように頑張ります。
いつもコメント有り難うございます。

NoTitle 

こんにちは。
読んで、ドキドキしてきました。ヾ(*´∀`*)ノ
なかなか書くのが難しかったり恥ずかしかったりするシーンですが、
とても綺麗に描かれていて、エロいというより美しいです。
誤解も解けて晴れて両思いになった2人のココロが伝わってきます。

Sha-La様 

今日は。
まるで私の思いをそのまま感じ取って下さっているようなお言葉で、とても嬉しいです。
美しいとか!滅茶苦茶嬉しいです!!(*^。^*)
誤解が解けて、やっとですね。

いつもコメント有り難うございます。
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