パウリンの娘

パウリンの娘《第3章2》

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婚約者が分からない・・・・?

「・・・・どうすれば良いのでしょうか!?」

考える余裕もなく口が勝手にそう動いていた。

「ですからその婚約者を探し出す事が貴方の課せられた使命なのです」

分からない婚約者を探す?
私のパウリンだけが知って・・・・。

「でも・・・・私にはザビーネ様のような力はありません。パウリンを覘いても何も見えないのです」

ローレライは不安の波に押し流されてしまいそうな気分を必死に押さえようと、瞳の奥が潤んで行くのを感じながらグッと奥歯を噛みしめた。

「ああ、そんな顔をしないで。自分を追いつめてはダメよ。今見えないのは当然な事なの。私の言葉が足りなかったわ。パウリンの力は持つ者に課せられたその時々の使命によって変わるのです。ですから貴方の使命については私のパウリンでも覘く事が出来ないの。ただ貴方を導く役目である今の私には、先程も申しましたがあの仔馬の姿が覘けるのです。ですからきっとあの仔馬が貴方の使命を導く鍵となるはずです。今は何も覘けないかもしれませんが焦る必要はないのです」

「そうなのですか?」

「時が満ちれば、パウリンは必ず貴方の婚約者を映し出します」

「それは何時なのでしょう?」

知らされればされる程に次から次へと疑問が生まれて来る。

「貴方の次第かしら。待っているだけでは何も始まらない事もあるとだけ言っておきましょう。・・・・そして、その婚約者がこの国を救う者だと言う事も」

「!!・・・・・・・・」

ローレライは自らに課せられた運命の大きさに驚愕し衝撃に震えると、暫く口を開く事が出来なかった。

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NoTitle 

残念↓
婚約者はまだ先なんですね^^;
色々問題や運命が絡んできそうで
先が楽しみです♪

HANON.H様 

婚約者は何れ・・・・長い目で見守ってやってください。
今はそれしか言えません^^;(苦笑)
お話の方は色々な問題や運命がこれから絡んで来ます。
お楽しみに♪

NoTitle 

うわあ、丸投げだあ。
なんだか世界を平和にするのが使命ですって言われているような丸投げですね。ローレライが不憫ですね。。。
「そんなこと知ったことか!!」・・・と私だったら言いそうだ。
我慢強くて良い子ですね。

LandM様 

この時点では丸投げ状態です^^;
良い子にこのような運命背負わせて不憫なのですが(苦笑)
一様、運命を受け入れられる器を持つキャラにしたつもりです。
こういう子でないと背負いきれないと思ったので。
コメント、有り難うございました。
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