ずっと心に決めていた

ずっと心に決めていた《157.薄 明4》(アレク視点)R-18

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熱く脈動する己に最奥を突かれ、マリーの肢体は欲情を色濃く映す声を零しながら弓なりに反れた。

「ああっ!!」

先程までの緩慢な動きと異なる性急さは、きっとマリーの想像を遥かに超える何かを導き出したのかもしれない。

「いった?」

「はぁっ……っっ」

びくびくと身体を震わせて、小刻みに息を吐き出すだけで言葉にならない様子に、自然と笑みが零れる。

「ほんとに、マリーは可愛すぎるから困る……」

言葉と同時に強く抱きしめながら、自然と漏れ出た言葉だった。

負担が無いようにと、暫くそのままマリーの中に己を留めたままでいると、少し呼吸が整ってきたのか急に蚊の鳴くような小さな声で恥ずかしそうにマリーが囁いた。

「ぁ……っ、あのっ、ごめんなさぃ……」

「えっ?」

何故この期に及んで『ごめんなさい』等と訳の分らぬ言葉が吐き出されるのかが分らず、身を竦めようとするマリーを覗きこんだ。

「わっ、わたし……いつの間にか……ぁの……あっ、溢れて来ちゃ……っ……」

「ああ……」

快感が生じた上での喜ばしき所行を、無知なマリーは如何やら全く分かっていない様子で、おまけに私に悪い事をしてしまったと思い、恥ずかしく感じているらししい。
確かに初めての時は、滴るほどの蜜は溢れていなかった。

恥ずかしいと言いながらも無知すぎて返ってあからさまになってしまった告白は、表情とのギャップもかなりあり、その落差で私は思わず吹き出しそうになってしまった。

「……っ……、くっッ」

「ッ! アレク……酷ぃ……っ」

笑いを堪える私の姿に、涙目になって訴えるマリーの、またその姿があまりにも愛らしく、如何してくれようかッ。
出来る事ならば、このままの何も告げずにマリーを煽るだけ煽りながら堪能したいと言う気もするが、これをこのまま放置してしまえば、素直に快感を感じる事すら怯える事になりかねないと即座に気付いた。

(仕方がないか……)

気付かせるのならば言葉だけよりもよりも、実戦しながらの方が話は早い。
私は再び腰を浮かせると、深くマリーの奥へと己を打ち付けた。

「ああっ!!?……どうし……っ……」

「可愛すぎる……、マリーがイケないッ」

「はぁッ?!」

「謝る必要はないッ。私を酷く感じてくれた……印だ。こんなに嬉しい事は無いッ」

「っ、ぃ……の?!っ」

「いいっ、……もっと……、濡れて……。乱れて、マリーッ」

「ぁん……、アレク……ぅ、もっとぉ?……」

「そう……、もっとだッ」

「あっ……、もっと……なのぉ……んっ」

「了解ッ」

マリーは既に痛みを全く感じていない様子だ。
これならばより深い快感を導き出す行為も、可能かもしれない。

無理はさせたくないと思いながらも、もっと乱れるマリーの姿を見たいと言う衝動が脳裏を過ってしまうのは仕方の無い事だ。

マリーの身体に触れながら、少しずつ体制を横向きに変えてみた。

「や……っ、なに? ……見えなぃの……や、なのぉ」

どうやらマリーは私の姿が見えない体制は嫌らしい。

「大丈夫だ……、ここにいるだろ?」

向きを変える為に少し引き抜いて角度を変えると、己を再び蜜口に押し当てた。

「あっ……」

やわやわと胸を手て揺らしながら、再びゆっくりとマリーの中へと腰を進める。

「ぁっ……、アレク……いるぅ……」

「そう、一緒だ。見えなくても、こうやってマリーと……繋がっていられるッ」

「うれしっ……あっ……なんかっ」

抱しめ、腰を打ち付けながら背中にキスの雨を降らせて行く。
白い肢体に残って行く薔薇色の痕に思わず笑みが零れる。
私だけの所有印。
マリーは、私だけのものなのだッ。

「マリッ」

足りない……。
もっと、もっとマリーを近くに感じたいッ。

「……マリー、もっとッ」

耐えきれず、私はマリーの腰を抱え込みながら覆いかぶさると、そのまま身体を更に深く大きく揺らした。

「はっ……、んぅ……っ、あぁっ」

マリーの奥が私を欲しがり、突き入れる度に畝って更に奥へと導いてくれる。

「だめなのぉッ、も……やぁッ」

首を大きく横に振りながら、更に何度も私を飲み込んでいく。

「マリーッ」

「やっ、やぁ……、アレク……また……きちゃうのぉ……」

「いいよっ、……も……いって……、今度は一緒にッ」

既に限界を超えていた私は、更に奥深くを突き上げ、マリーの内から溢れ出すものを感じながら、己の欲をマリーの奥深くに解き放った。
熱く激しい奔流に押し流され、目の前が眩む。

「……っ、あっ、あっ、あぁーッ!!」

マリーは背を反らし喘ぎながら絶頂に導かれ、膝が折れて行く。
私はマリーを抱きかかえながら、意識の薄れゆくその唇に、そっと己の唇を重ねた。

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~ Comment ~

NoTitle 

更新、お疲れ様です。


r18シーンの描写、綺麗さを保ちながらも色っぽさもでててドキドキしながら読めましたよ。
恥ずかしいでしょうが、精神的繋がりとしてこういうシーンが好きな人もいるのでちゃんと書いてくださってよかったと思います。

アレクはよく頑張った。本当は我武者羅に突きまくりたかったんでっしょうけどマリーと共に感じ合うことを重視してましたね。

前から横への体位にマリーは戸惑ってましたけど、
アレクがうまくフォローしてましたね。
でもアレクだってもっとマリーの乱れるのを見たいと思うから、
いずれ後ろからとか上からとかいいそう(笑)
マリー、その時まで慣れてるといいな。


そしてやっぱりっ。遠慮なく中に出しちゃいましたねえ(笑)
マリーの家系は身籠りにくいと前に説明がありましたけど、
その理屈以前に、やっぱり愛する人を孕ませたいとか、
愛する人の子を身籠りたいとか、どうしてもそういう本能的な愛情の部分を読むのが好きなんですね。
身籠ったかもしれないと幸せそうにする女の子はとっても可愛いですから。

大変でしたでしょうけどお疲れ様です。
事件解決ももうすぐでしょうし、二人はこの余韻をじっくりと味わってほしいなあ。

yama様 

今日は。

有り難うございます。
そう言って頂けると、頑張って書いた甲斐があります。努力が報われた気分です^^

今回のシーンで書きたかったテーマは、余裕のないアレクが自らの欲望の中でどれだけマリーを大切にすることが出来るかと言う事でした。
そう言った中で精神的な繋がりはより深くなっていくものだと思うので一生懸命書かせて頂きました。

R的部分は、互いの交わりの中で何れはもっと深いものになって行くものなのでしょうが、それを何処まで作品の中に取り入れられるかはまだ分かりません。
私はやはりストーリィを重視に書きたいので、どうしてもこういう場面は少なくなりがちになると思います。(必要な部分は書きますけど)
なので何処までご期待に添えるか分かりませんがご理解頂ければ幸いです。

>そしてやっぱりっ。遠慮なく……
はい。アレクは確実に狙ってます。デキていればマリーを手に入れる手段の一つにもなりますし、デキてもアレク的には何ら困る事ありませんし(笑)

>事件解決ももうすぐでしょうし……
そうですね。と言ってもどれくらいで書き上がるのか書いてみないと分かりませんが、先は見えたと思っています。

次はどっち視点で書き始めるかはまだ考え中ですが、二人の心情は大切にまた書いて行きたいと思っています。

いつもコメント有り難うございます。

NoTitle 

可愛いすぎるのは罪なのじゃ。。。マリー。
(/・ω・)/

いやあ、若いころを思い出す文章ですね。
こういう文章を見ると自分も若返るようです。。。
楽しいし、私は好きなんですけどね。
私もまたこういう小説を書こうかな。

LandM様 

今日は。

有り難うございます^^アレク以外の人からも可愛いと言われればこのシーン、私的には成功です^m^♪

若い頃を思い出しますか?
私も書くのは恥ずかしいけど、アレクのマリーにデレデレなのは書きたいんですよね(笑)
おお!再び書いてみますか?
その時は一番に馳せ参じますね♪

いつもコメント有り難うございます。
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