パウリンの娘

パウリンの娘《第13章6》

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キールについての報告に訪れたシドがゼロから事の詳細を聞いたのは昼過ぎの事だった。

「何だって!? 婚約者はお前だったのか!?」

「そうだ」

「良かったじゃないか!!」

「ああ。基本的にはな」

「何か引っかかる言い回しだなぁ・・・・」

「あいつの私個人に対する気持ちは、どうやら私が抱いている想いとは、かなり差があるようだ・・・・」

「何処が!?」

どう捉えればそうなるのか? シドは理解に苦しんだ。
二人の様子は傍から見ているとお互いかなり惚れあっているようにしか見えない。

「分らんが、どうやらそう言う事らしい・・・・。別にそれは構わん。他の奴に奪われる事がないのなら、今はそれだけで良い。私は何時まででも待つ。そう決めた」

「何かお前らしく無くないか? 本当にそれで良いのか!?」

「良くは無いな。しかし、あいつの気持ちが分かっている以上無理強いはしたくない。ハッキリ言って理性が何処まで保てるか自信はない。だが、嫌われて離れて行かれるよりはずっと良い。だから我慢する」

どうも分らん・・・・。
ゼロの自覚の無さはどうしようも無かったが、奴は気付いてからはきちんと認めた。
あの娘の態度もゼロを特別視していた。
誰が見てもあの執着ぶりは恋する乙女にしか見えないだろう・・・・。
もしかしてあの娘も自分の気持ちに気付いて無いだけなのか!?
純粋培養された希少価値のような娘だし、それはありえるかもしれないと思った。

「お前も苦労するな・・・・」

シドは同情の眼差しでゼロを見つめた。

「まぁな」

ゼロはフッっと笑った。

「実は、もう一つ話さなければならない事がある。婚約の件はあいつの運命における過程にすぎない。もぅ一つの方が重要事項だ。今ハビロードとブレインを呼び寄せている。フリードルが戻り次第皆に話す」

シドは驚嘆した。
どちらもブラックナイトの支社の支団長をしている者達で、組織内の重鎮たる人物だ。
ゼロが組織を纏めて行く上で欠く事の出来ない人材と言っても過言ではない。
わざわざ呼び寄せると言う事は、いよいよ決行の日が近いと言う事を伺わせた。

「いよいよか!?」

「今はまだ勝手には何も言えん。あいつにもどれだけ信頼のおける者達かを分かってもらって、話はそれからだ」

ゼロは玉座に就くのならば自分の周りに置く重臣は本当に信頼できる者達で固めたいと思っている。
我王の政権下の人材などに用は無い。
前王に対する忠誠心だけで我王に就いている者もいるが、その者達が現段階でどれだけ信頼出来る人物かも分らない。
とりあえず、その者達の事は関知せず最初は進めて行くべきだと思っていた。

キールの中の調査も終わり、ライサンドに加担した者達は近いうちに一掃されるはずだ。一先ず観察処分になるだろうが、今バラサインに居る者達だけでも実に16名もの名が上がった。
それに今フリードルが追っているソイドと仲間の連中が加わる。
総勢50名の集団の中で、実に4割に近い者達がライサンドに加担していたと言う事実にゼロは驚かされた。
ライサンドの勢力を抑え込むにはやはり叔父と協力する以外ない事をゼロは悟った。
じきにニックとランドンも報告に訪れるだろう。
後はフリードルを待つしかないが、あれから何の連絡も無い。
何かあったのか!?
余程の事が無い限りそれは考え難かったが、何れにしてもそろそろ報告があっても良い頃だとゼロは思っていた。

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NoTitle 

はぁ~v-238
早く誤解解けて欲しいけど、最後まで、かぁ!?
その間中二人でぐるぐるだね!(笑)
そゆの好きだけど~~~(^^)b
きゅん待ちしてます~~~^^/

はのん様 

流石です^^ 誤解が解けるのは中々難しいから♪
周りも少し巻き込んでます(笑)
そういうの好きって言って貰えると心強いです^^
胸キュン場面は確かまだ入っていたはず。
今後も入れるつもりでいるので頑張ります^^/
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