離婚しましょう? 旦那様ッ

離婚しましょう? 旦那様ッ 本編《シルビア視点》10 (R-15)

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旦那様は、そそり立つソレをそのまま放置したまま、私のドレスを思いっ切りたくし上げるとその中に顔を埋めた。

「キャーッ、なっ、何をなさるんですか?! 旦那様ッ!!」

突然の旦那様の行動に、私は驚き慌てふためいた。

「傷口を見る」

「おっ、おろして下さい、旦那様ッ。はっ、恥ずかしいですっ!」

私はバタバタとせわしなく足を動かし、旦那様の視界に触れさせないようにと必死にもがいた。
旦那様の肩を何とかして蹴り上げようともがいてみたけれど、それは軽くかわされる。
騎士たるゆえんか、流石に俊敏性にはかなり優れているらしい……。

「動くな、大人しくしろッ!」

「むっ、無理ですぅッ」

成す術がなく、私の奥を視感しようとする旦那様の背中を両手で必死に叩きまくった。
恥ずかしすぎるッ、止めてほしい!

(今ここで気絶出来たら、どんなにか幸せな事だろう……)

等と考えていたが、続けられる旦那様の言葉に絶句した。

「少し……出血しているのか? 抜いてもまだ痛むか? ……まさか、月のモノが……って言う事もないか?」

「えっ?」

旦那様が思いつく限りに、つらつらと並べられる言葉の一つ一つが私に引っかかった。

(月の……モノ?!)

勿論今回はいつもより遅れているなとは思っていたけれど、こう言う事は精神的なものも結構連動してしまう事も多いから、最近は悩む事も多かったし、きっとそうなのだと思ったのは確か先月の事……。

「下賤な事を少し聞くが……、最近の月の障りは何時だったか?」

私の普段の月のモノの周期は、平均的な周期に値する。精神的負担の無い時は遅れても1日か2日程度で必ずピタリとやってくる。
精神的負担を強いられて1月程抜けることは今までも何度か経験していたが……。

「えっと……、ありません……」

「はあ?!」

「ここに来てからは……、まだ一度も無くて……、その前は確か……ふゆ月の……3日だったと……」

「えっ?!」

「色々と悩み事があると、時々抜ける事もあって……」

「それは良く聞く話だな。……で、普段の周期は?」

「平均的です。さっ、30日を切るぐらいですので……」

何だか喋っていて、とっても恥ずかしい……。
夫婦なのだから、周期の事は旦那様に知らせる義務があると言う事は、常々乳母からも言われていたし、聞かれれば告げて当然の事なのだろうけれど、やっぱりそれは面と向かって告げるにはとても恥ずかしい事だった。

でもそうなのだ。もう二月も訪れていなかっただなんて……。

確かにこの所、かなり思い悩んでいたし離婚を切り出す程だもの。精神的にもかなり心の負担がピークに達していたのだと、今更ながらに気付かされた。
でも、これは仕方の無い事だったのだと、自分に言い聞かせて納得したのだけれど、旦那様は何処か浮かない表情のまま、何かずっと考え事をなさっているご様子。
一体何をそう思い悩んでいらっしゃるのか?
私に出来る事ならば手助けして差し上げたいと、そう思い旦那様に声をかけた。

「あの……、旦那様? 私でお役に立つ事があるのでしたら仰って下さいませ。どんな御相談事でも、私喜んでお聞きしま……」

ゆっくりと言葉を紡いでみるが、旦那様の反応はまるでなく、それどころか虚ろな表情のまま突然……。

「……もしかして……、お前……、妊娠してないか?」

「はい?!」

旦那様から告げられた言葉が瞬時に耳の奥まで届いてくれず、私は小首を傾げながら旦那様を驚きに満ちた表情で見つめ返した。

えっと、えっと……。ええッ!?

旦那様の表情は心なしか青ざめていて、暗い……。
先程までそそり立っていたソレも力を無くして項垂れていて……、そこで私は初めて納得した。
ああ、そう言う事なのだ。男性のそのモノは身体に熱が込められる程の興奮状態にならなくてはそそり立つものでは無いのだと……。
何処か冷静的な私に反し、旦那様は何だかとても焦っているご様子で、急ぎたくし上げていた私のドレスを降ろすと、ドロワースを穿かせ、解かれた背の紐もそのまま荒々しく結んでいく。自らも衣服を急いで整えると速攻で私を抱き上げ声を荒げた。

「セイバスッ! 急いで医術師を呼べッ!!!」

(えっ? 医術師って……?)

「だっ、旦那様??」

訳が分らないッ!

「一応念のために医術師に診て貰おう。妊娠初期の出血は流産を伴う事もあると聞く」

(にっ、妊娠初期って? りゅ、流産……って??)

今度は私の方が旦那様の言葉に、パニックに陥った。

「あっ、あの……だっ、旦那様……」

「大丈夫だ。私がついているッ」

何が大丈夫なのか分らないけれど、私は直ぐに旦那様に抱きかかえられると、寝室へと向かった。

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~ Comment ~

NoTitle 

ああ、ここで妊娠ですか!!??
確かにその可能性もありますけど。
え、え、このまま妊娠して涼音さんの至上ハッピーエンド主義まっしぐら!!??
Σ(・ω・ノ)ノ!

LandM様 

今日は^^

はい。まっしぐらって言えばまっしぐら……かな?二人的には(笑)
微妙要素を少し含みますが……。
まあ妻一人と崇めても、周囲には色々とあると思ったのまで、続編でもう一トラブルあったり~(笑)
そちらも合わせて今後ご覧頂ければと思います。(その続編半ばで例の恋愛大賞は終わり、実はまだこちらはムーンで連載中です)

いつもコメント有り難うございます。
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